ありがとう

今年に入ってすぐ、おじいちゃんが天国へ旅立ちました。
亡くなる前日から急に左目の調子が悪くなって、朝起きたら真っ赤に腫れていた。
病院に行こうと支度をしてたら、「今朝亡くなった」と連絡がありました。
涙が一気に溢れてきたけど、おじいちゃんが知らせてくれたんだと、そのとき感じました。



小さい頃、遊びに行くといつも笑顔で迎えてくれた。
おいしいお茶とお菓子を囲んで、学校であったことなどを話した。
「買い物のとき、500円玉でお釣りがくるように払ってるんだよ」と、集めた中からお小遣いをくれた。
嬉しそうに見せてくれたフィルムケースは、500円玉でいっぱいでした。



お花が大好きなおじいちゃん。
お花屋さんにもみんなでよく行ったね。
何年か前に買ってくれた鉢植えのお花、今でも覚えているよ。



80才を超えてから絵を習い始めて、ずっと描き続けていた。
私が中学生だった頃、絵葉書でやりとりしていたこともあったね。
何かを始めるのに遅いということはないと、行動で示してくれました。



叱られた記憶は一回だけ。
とっても優しいおじいちゃんでした。
私たち三姉妹の成長を見届けてくれました。



私の結婚も喜んで、お祝いしてくれました。
おじいちゃんに旦那さんを紹介できて、本当によかったなぁ。
最後に交わした握手も力強かった。



おじいちゃん、93年間お疲れ様でした。
そして、伝えきれないくらいたくさんの、ありがとう。
また会ったとき「こんなことがあったよ」と話せるように、いろんな経験積んでいくね。
天国から温かく見守っててね。



さぁ、前に進もう!